飛行機や電車を乗り継いで違う場所に降り立っても私が私だという事だけは変わらない。悔しい。沖縄はずっと曇りだった最終日なんて豪雨だった。辺り一面まっしろ。何百キロを超えてきた人にたいしてなんて出迎えの仕方だ。それが自然だ。雨が強く打ち付ける窓の向こうが沖縄だろうが横浜だろうが台湾だろうがイタリアだろうがもうどうでもよくなった。退屈だ。今、人生で一番退屈だ。歳をとっても今を思い出す事なんてないのだろうなって思うぐらい退屈だ。10月は戦意喪失。なーんにもしたくない。猫に天気の話をするので手一杯なので予定はいれない。夏の心残りは肌が変わらず白い事だけ。死んでもいいかなと思うくせに神様に願う。どうかサッドエンドだけは、とかいって。