もうかれこれ14時間絵を描いてる。脳みそがとける。一日の始まりと終わりがこんがらがったまま少し寝て、また仕事をする。自分の絵に金銭が発生する事はとても嬉しいけど苦しい。昔、年賀状の虎の絵を1枚描いて2万円、それと中目黒のおいしい和菓子をもらい、おまけに渋谷でイタリアンをごちそうになった時、これからの私の人生は呪われると本気で思った。毎日を生きていて想像力なんてちっともかきたてられない。嫌いな物と怖い事が増えた。それに自分でびっくりしている。どんどん幼くなる。
8月はだいぶがんばったので今週末は伊豆か箱根で、来週は長野でパーティーで、その次の週は沖縄へ。凝縮された贅沢。楽しみで寂しい。facebookでたくさんの人と繋がるたびに私の自信が殺されていく。いや最初から自信なんて1ミリもない。お母さん、私はいつまでたっても自信がもてません。私はこの国の言葉を100も知らない。知らない事、それは希望に満ち満ちている。
「年を取れば有能になると思っていた、自分は特別だと思っていた、僕は老いを知らなかった」

色気づきやがって。