夏なんてしらない

夏。何もせず。アイスの消費量だけうなぎ上り。お休みは近くの盆踊りの音を聞きながら夕寝をした。1度起きて、隣に寝ていた恋人の顔があまりにも気持ち良さそうだったのでもう1度寝た。姉と姉の恋人とご飯を食べた。姉はきっとあの人と結婚するんだろう。彼女の20代最後の日。悩んだあげく、パールのついた18Kのピアスを買った。金欠が奮発。財布はすっからかんだけど姉と連絡をとれているほうがお金があるより幸せだ。6億か姉かと言われたら少し悩んで3億円に減らすから姉もくださいって言う。幸せになれるよ。保証する。っていう姉への私信。姉はここを見てないけど。パーティーに繰り出したり、爆音の中、急に帰りたくなったり。マンゴーという名前のつくものに右から左へ飛びついたり。相変わらずおなかは弱い。私にはこのぐらいがちょうどいいのだな。去年とは違う温度の夏。隣にいる相手が違うだけでこんなにも季節の表情は変わる。どちらが好きかと聞かれればどちらも好きだ。季節には何の罪もないから。薄情ながらあんなに騒いでいた過去に何の未練もなく、でも現実とこれからくる未来にはおびえている。近くにいる恋人にすがるように、確かめるように、大好きだよ、と繰り返す。言い過ぎて脅迫みたいになっている。大好きだよ離れないで。もっとくだらない事をいいあいたい。鎖骨のでてない私も愛してくれますか。