life is a wave cach it

ここのところ、また文章を書いてみてもいいかという気になってきた。
十数年こうやって書いては消してを繰り返して気持ちやそのときの記憶を整理してきた。私にとってはとても重要な行為なんだと思う。

9月がくる。今年も夏はよく遊んだ。毎週湘南にいた。サーフィンをちゃんとはじめた。週2で朝焼けとともに鵠沼へ。浮力の大きなボードの上にのりながら見る、うっすらと青白くなっていく地平線と、その向こうからくる海のうねり。地球の裏側からきた波の最後を、ウェットスーツ越しに感じながら何も考えない。それがどんなに幸せなことか。

今年も太陽を浴びた証によく焼けた。4年間隣にいた人はもうおらず、変わりに声のでかい男の人が私の手をひっぱっている。私の選択は正しかったのだろうか、いつも思う。夏の暑さやまぶしさでよく見えなかった先のことが、涼しさとともに明瞭になってくる。彼とつけていた指輪の日焼跡が消える頃、何を思うのだろう。